新任教師であるあなたは、「紅葉坂」という名を頼りに、森の奥の女子高に向かっていた———
坂の下であなたを出迎える紅葉たちが、まっすぐに坂を上ってゆく。
長い紅葉坂を登ると、ふいに視界に現れた巨大な門。
鐘のない鐘楼と、大きな池を擁する、「鐘園学園(しょうえんがくえん)」。
そこには、幾つもの謎の事件があなたを待っていた・・・。
歴史に埋もれた不可解な事件、学園に忍び寄る黒い影。
あなたは、いくつの謎に迫ることができるのか!?
鐘園学院へ代用教員として赴任することになった主人公は、暗闇に包まれた紅葉坂を上っていた。失恋の痛手から逃れるために、都心からも遠い寄宿制の学校を選んだのだ。日もすっかり暮れた頃、ようやく学院に着いた主人公は、突然池でおぼれる少女の叫び声を聞き、無我夢中で池に飛び込んだのだが・・・