高橋七美:ささき
のぞみ
声優経験のない彼女の声を、たまたま神戸のワークショップで聞いた大地監督がほれ込み、オーディションを経て見事主役の座を射止めたシンデレラ・ガール。その声はかわいさ・艶・そして何より、『僕等がいた』に求められているフレッシュな魅力で輝いている。また、彼女自身が七美のキャラクターである“少々天然系のかわいい女の子”そのもの!“リアルな七美”の声を、ぜひ聴いてもらいたい。
矢野元晴:矢崎 広(やざき ひろし)
舞台俳優として活躍する彼は、演じる矢野と同じく“とってもかっこいい男の子”。矢野役を選ぶオーディションの際に、監督から1つ面白い提案があった。「できるだけ矢野と同じ、O型でかっこいい男の子を集めて欲しい。」曰く、O型の人間にはO型の人間にしか出せない雰囲気がある!というのが監督の主張…というよりも、長年声優と向き合ってきての“カン”だった。「僕等がいた」では、“演技”よりも“雰囲気”や“なにげない空気感”を大事にしたい、それが監督の1番の希望だ。演じている声優自信が、その”雰囲気“を持っていなくてはいけない。かくして選ばれた矢崎君だが、オーディションで彼の演じる矢野を聞いた時に…「矢野ってこういう奴だ!」とその場にいた全員が感じた。彼も七美役の佐々木さんと同じく、“リアルな矢野”なのである。
竹内匡史:川久保 拓司(かわくぼ たくじ)
竹内役に求められるもの、それは“真面目さ”や“優しさ”、そして“誠実さ”である。オーディションの際、真面目で誠実な声や受け答えを聞いて、「この真面目さは、いかにも竹内だ」と音響監督をうならせたほど、彼は竹内そのものだ。原作者・小畑先生も、彼の演じる竹内を聞いて、「正に竹内にピッタリ」と太鼓判を押した。
山本有里:中山 恵里奈(なかやま えりな)
大地監督の代表作『十兵衛ちゃん2 シベリア柳生の逆襲』で監督に見出され、柳生フリーシャ役を演じていた彼女。監督の持つ有里のイメージは、“硬質”、“閉ざしているが脆い”、“大人びているが少女”。この複雑な役柄が演じられるのは、かつてフリーシャを演じた彼女しかいない!とオーディションにて白羽の矢が立った。監督とは、2度目の仕事となる。
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