兄の絵を世に出す〝弟″ゴッホ
絵を描く宿命を背負った〝兄″ゴッホ
交錯する・・・・宿命
「このマンガがすごい!」2014年オンナ編で堂々の1位を獲得した「さよならソルシエ」。
19世紀パリを舞台にしたこの魅力的な作品を、演出脚本・西田大輔が本格的ミュージカルとして舞台化。
その設定やストーリー展開、史実をもとにした「ノンフィクション」と「フィクション」とが同時に存在する混沌さに誰もが衝撃を受けた「さよならソルシエ」。今回の公演ではキャストに屈指の歌唱力を持つキャスト達が集結し、本格的ミュージカルとして舞台化が決定。
魔法使い(ソルシエ)のように、その人が今求めている絵を見極めることができ、画壇界を席巻する天才画商のテオドルス・ファン・ゴッホに良知真次。現在では「炎の画家」として有名だが、生前は1枚しか絵が売れなかったという若かりし頃のフィンセント・ファン・ゴッホに平野良が挑む。
新たな芸術の風を送りこもうとするテオを目の敵とする、フランス学士院お抱えの美術評論家ボドリアールに窪寺昭。フランス学士院に属する芸術アカデミー派の権威ある画家ジャン・ジェロームに泉見洋平。
「炎の画家」と言われるようになったテオの策略に手を貸すことになる戯曲家に合田雅吏。アカデミー保守派に対立し、新たな芸術を巻き起こそうとする若手画家に土屋シオン、小野健斗、吉田大輝。また原作では名前だけしか登場しないが、史実ではフィンセント・ファン・ゴッホと親交の深かったゴーギャン役にKimeru、と意外性のある配役が実現した。
また作曲家・かみむら周平の楽曲が「さよならソルシエ」の世界観に彩りを添える。今回は舞台上で奏でられる生ピアノの演奏にもご期待を。屈指の歌唱力を持つ、キャスト達の歌声にも注目。
兄弟の確執と宿命を、そして若き画家たちの「芸術」へのエネルギッシュな情熱を。どんなミュージカルが完成するのか、どうぞその目でお確かめください!
【あらすじ】
舞台は19世紀末のパリ。
兄と弟、二人のゴッホの確執と宿命、そして絆を描いた奇跡と感動の物語。
生前、1枚しか売れなかったゴッホが、なぜ現代では炎の画家として世界的に有名になったのか…。
その陰には実の弟・テオの奇抜な策略と野望があった!