Introduction
今回の舞台『K』は、『K -Lost Small World-』と『アイドルK』(LIVEパート)の二部構成です。
『K -Lost Small World-』では、八田美咲と伏見猿比古の物語を、
そして『アイドルK』では、「K」のキャラクターたちがアイドルとして、ステージ上で歌って踊るライブパフォーマンスを繰り広げます。
LIVEパートでは、観客席の皆様にも応援グッズやご声援という形でご参加いただけます。
詳しくは、「注意事項」をご覧ください。
※上演時間は、本編『K -Lost Small World-』が約2時間、途中休憩10分を挟みまして、『BLACK DOG LIVE~fromアイドルK』(LIVEパート)が約30分の2時間40分(休憩込)を予定しております。
※『BLACK DOG LIVE~fromアイドルK』には、本公演キャスト全員が出演いたします。
※伏見仁希役は公演初日の発表となります。上演に先行して物販グッズの販売を行っておりますので、上演前に物販をご利用される場合は予めご了承ください。
―アイドルKとは?―
数年にわたる世界規模の戦争が終わり、陸軍将校で同盟国ドイツへ参与として赴任していた國常路大覚は荒廃した祖国へと戻ってきた。倒壊した建物、疲弊した国民。明日の食事さえままならず、希望はなく、淀んだ悲しみと無邪気な苦しみだけが国土を支配していた。
日本はあまりに多くのモノを失いすぎたのだ。
國常路は己が国を立て直すことを決意する。
元々、日本の闇の社会で絶大な影響力を持つ國常路家の出だったが、戦後は積極的に政治、経済、教育の分野に関与し、その才覚によって多大な貢献をした。
そうして日本において盤石の支配体制を築き上げていくのと同じ過程で國常路は新たな教育システムを立ち上げ、運用する。
日本を導くカリスマを養成するためのシステム。
人々はそのカリスマたちを「アイドル(偶像)」と呼んだ。
これはもうひとつの『K』の物語──