この仕事に出会えたのは、有難い事に、マーベラス・おぐらさんに、たまたま私の他の仕事が気に入って頂けていたからです。
もうずいぶん出来上がっていたように見えるその企画書を、どなたが描かれたかも知らず見せていただいた時には、“妙な魅力”と“雰囲気を持ったグラフィック”といい・・・「もうすでにキャラも出来てるんじゃないっすか?」と思えるほどの、こだわりが見えていました。
作業を始めると、グラスホッパー・上田さんのイメージは、やはり、シッカリ出来上がっておりまして、裏設定もいろいろ考えてあり、キャラも浮かび上がっていました。出て来るキャラも、これがナカナカの“こだわり派”揃いなのでした。特に、ミントに対する上田さんの思い入れはたっぷりで、自分なりに、それをかたちにするのが楽しかったです。
一足早く、すでにガツンと出来上がっている世界観に触れ、其処で、私のイメージして来たキャラの絵を付け足すことが、上手く「ゲームを楽しむ方がこの世界の入る時のお手伝い」になりますように。と、不安と期待を抱きつつ・・・作業を終わってしまった今は、発売を待っている方々と同じくらいドキドキで出来上がりを待っております。