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リア次 リア充を絵に描いたような生活をしている。ネコのような物体。
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ヒリ也 リア次とは対照的に社交性もなければトモダチもいない。ネコのような物体その2。
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マスターオブセレモニー(通称MC) 国民の前に突如として現れツイイッターや街のシステムすべてを掌握した謎の女。
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突然はじまったこのコーナーは、謎のマスコット『リア次』と『ヒリ也』が、
日常のちょっとした出来事から世界の真理に切り込み、みなさまの心に
小さなトゲを刺すものですぞ。
それはここがゲーム本編ではなく公式サイトだからですぞ。
ゲームの発売に合わせて公式サイトのスペシャルコンテンツとして我々が
引っ張り出されたというわけですな。
どーせ我々は存在自体がメタネタ。本編中も幕間にしか出てこないので
気にすることないのですぞ。
そもそも、僕たちってなに? 生きてるの?
それともただのパペットなの? っていう問題もあるよね。
己の存在に疑問を持つ……それは死を意味する行為。
いずれ創造主によって消滅させられるパターンですな。
怖っ!? 僕たち創造主の怒りに触れちゃう系!? 創造主って誰!?
実に失礼な反応だな。キサマたちの創造主に向かって。
や、やっぱり僕らを作ったのはMCちゃんだったのか……
そう! 私の名はMC! マスコット・クリエイターと書いてMC!
むろん今思いついた!
これはこれはマイ・ロード……ごきげんうるわしゅう。
長いものには巻かれる、アニメは円盤の売上で評価する……
それが我輩の生き方でありますぞ。
主体性を資本主義に売り渡したその姿勢、実に好感がもてる。
それはだな、こういう場でないとキサマたちの設定などを
語る機会がないからだ。
うむ。まずはリア次だが、実は右腕に邪悪な竜の力が封印されている。
その力は常に暴走の危険をはらんでいて、唯一それを止められるのは
前世からの恋人で今は姫巫女として転生したリア美だけ。
しかし姫巫女の力を使えばその命も失われるのだ。
というわけで、リア次はその力を発揮してこの街「非比谷」を
闇に沈めようとするメガネの男と戦うのだ!
なんという主人公設定! わ、我輩は!?
我輩の設定はどんな感じなのでありますか!?
ぶっちゃけ考えるのが大変だな。
よくもまあ、世のラノベ作家たちは手を変え品を変え
カッコイイ設定を作り出すものだ。
漢字を並べてはそれにカタカナのルビを振るのが仕事だと思っていた。
実のところ、私にもキサマたちがなんなのかよくわからん。
うむ。ゲームを作ってる最中に
「やっぱマスコットは欲しいよね。グッズとかほら……ね?」
と両眼を¥マークにしたプロデューサーが言い出したとかなんとか。
その主体性を資本主義に売り渡したような発言、他人とは思えませんな。
ウソかよ! ていうか、アナタ適当に話をはぐらかしてるだけでしょう!
本当は知らないんのではないですかな!
な、なにをバカなことを! 私が知らないことがあるわけがないだろう!
私はMCだぞ! マジで知らないことはないと書いてMCだ。
とにかく、キサマたちの正体はヒミツなのだ。
どうしても知りたければゲームを買ってプレイするがいい。
しかし、これだけではユーザーたちも納得しないだろう。
そこで、私がとっておきの情報を教えてやろう。それは……
リア次とヒリ也の声をよーく聞いてみるといい。
どこかで……おっとここまでだ。
はぐらかすもなにも、公式サイトの『キャラクター』のところで
確認するがいい。そしてググれ。
ふふふ……気づいたようだな。キサマの運命に。
主人公の影で常に二番手、三番手としてみそっかす扱いされることが
宿命づけられているという事実に!
そうだ、それこそがこのゲームのホンシツ!
あとは、本編で確かめるがいい!
我輩だって幸せになりたいですぞおおおおおおおおおおおおおおおっ!