Introduction

ピアノとヴァイオリンの生演奏で紡ぐ
“犯罪卿”ジェームズ・モリアーティと“名探偵”ホームズの物語が
新たに幕を上げる──!

原作は2016年から「ジャンプSQ.」(集英社刊)で大好評連載中の漫画『憂国のモリアーティ』。
時は19世紀末、大英帝国最盛期のロンドンを舞台に、“犯罪”という手段をもって国にはびこる階級制度を覆そうと暗躍する“犯罪卿”ジェームズ・モリアーティと謎を追い求める“名探偵”ホームズの宿命の戦いを描く。

ミュージカル『憂国のモリアーティ』は2019年5月に“ピアノとヴァイオリンの生演奏”で第1弾公演を上演し大きな話題を呼んだ。

その後シリーズとして公演を重ね、
原作第1部のクライマックスを描いた、第5弾公演Op.5 -最後の事件-(2023年8月上演)、
『モリミュ』シリーズ5周年をファンと共にお祝いした、コンサート(2024年7月上演)と、
上演のたびに熱量が高まり、満員御礼の大盛況の中で幕を閉じた。

そして、原作『憂国のモリアーティ』が第2部連載開始を迎えた2024年12月。
2025年5月にミュージカル『憂国のモリアーティ』大英帝国の醜聞 Repriseの上演を発表!
W主演・鈴木勝吾&平野良の2人と新たなキャスト陣を迎え、2020年7月に上演し、好評を博したOp.2「大英帝国の醜聞」編の再構成に挑む。

犯罪卿と名探偵、そして物語をかき乱す美貌の悪女の奇妙な三角関係はどのように描かれるのか──?

Story

Catch me if you can, Mr. Holmes.

時は19世紀末、大英帝国最盛期(パクス・ブリタニカ)のロンドン──
古くから根付く完全階級制度により、上流階級の人間達に支配されている“大英帝国”。
生まれ落ちた時から一生涯の身分が決まるこの社会制度は、必然的に人間同士の差別を生んだ。

“犯罪卿”ジェームズ・モリアーティは腐敗した階級制度を打ち砕き理想の国を作り上げるために、
“名探偵”シャーロック・ホームズは犯罪卿という謎を追い求めて、ロンドンの街を駆ける。

犯罪卿と名探偵の闇と光が世間を賑わせていた、ある夜──

陸軍省情報部長官のマイクロフト(伊藤裕一)より、大英帝国王室から盗み出された重大な“機密文書”奪還の命を受けたアルバート(廣瀬智紀)。
ターゲットは“The Woman(あの女)”と称される、アイリーン・アドラー(彩凪翔)。

アルバートから指令の内容を聞いたウィリアム(鈴木勝吾)は、“犯罪卿“ジェームズ・モリアーティとして密かに計略を巡らせる。

同じ頃、アイリーンはシャーロック・ホームズ(平野良)への接触を果たしていた。

犯罪卿と名探偵は「大英帝国の醜聞」に踊り踊らされ、アイリーンの“真の望み”へと辿り着く──