WORK 事業部長/スタジオ長インタビュー
ジャンルの垣根に関係なくコンテンツを育み、「IPの総合プロデューサー」を目指せる人
- 音楽映像事業部
事業部長 - 板倉 基之
Q1.マーベラスの音楽映像事業とは?
音楽映像事業部では、アニメーションなど映像作品の企画・プロデュースを中心にBlu-rayなどのパッケージ商品の発売や、他部署と連携しての配信事業、グッズ等へのライセンスアウトなどの2次利用ビジネスを行っています。
また、『プリキュア』シリーズの主題歌を長年担当するなど音楽レーベルとしても活動しており、音楽制作やCD発売、『プリキュア』シリーズに関わった歌手の方々を集めたライブ公演なども行っています。近年は音楽配信が一般化する中で、過去に当社が制作した楽曲を配信していくことも進めています。
そのほか、『アオペラ』のように音楽活動をベースにオリジナルIPを育てていくといったチャレンジもしています。新規IPを立ち上げる際に、いきなりアニメやゲームからスタートするのは予算的にもスケジュール的にもハードルが高いため、音楽からのスタートには可能性を感じています。
チャレンジという点では、当社のゲームコンテンツの映像化もあります。当社はマルチユースを掲げているものの、ゲームからアニメになったタイトルは数えるほどしかない状況です。私自身が昨年度まではゲーム事業に携わっていたということもあり、積極的にチャレンジしていきたいと考えています。
Q2.求める人物像は?
まず、最低限エンターテイメント・コンテンツが好きな人。そして、自分の「好き」を言葉にして説明できる人がいいですね。
エンタメは楽しくあるべきだと思ってますので、それが楽しめない人とは一緒に仕事をするのは難しいかもしれません。
そして、「好き」を形にするには、自分の頭の中にあるだけではダメで、外に発信していく必要があります。特にアニメ制作は委員会という形で複数の会社、多くのスタッフが協力して進めていくものですので、どんな良いアイデアでも、それを周りに発信して、共感してもらえないことには形になっていきません。そこはどうしてもコミュニケーション力が必要になってきます。
また、当社の音楽映像事業部は変革期にあります。以前はパッケージ商品の発売だけでもビジネスが成り立っていましたが、今はIPを活用して総合的にビジネスにつなげていく「IPの総合プロデューサー」が必要になっています。そのためには、エンタメ業界を俯瞰的に見る視点が必要です。「こんなアニメを作りたい!」にとどまらず、企画したアニメ作品を元に「こんな展開にチャレンジしたい」という想いがある人が望ましいです。
エンタメが好きで、IPを活用したビジネスをしてみたいと思っている方であれば、アニメ業界での経験は不問です。ゲーム業界や番組制作など、なんらかのエンタメビジネスの経験は必要ですが、そこでの経験を活かしたアニメ企画を絡めたビジネスに興味がある方は、ぜひ当社で「IPの総合プロデューサー」を目指して欲しいです。