第1話 「輝ける青春」
脚本:黒田洋介 演出:小村敏明 作画監督:井上栄作 美術監督:飯島由樹子
後楽園球場で行われる高嶺竜児と剣崎順の中学生ボクシング都大会決勝。姉、菊と共に会場へ向かう竜児は、過去を思い出す。竜児の姉である菊と家出をしたあの日。勝って、勝って、勝ち続け、プロボクサーとなり、母親と共に暮らす。そのために、辛い特訓の日々にも耐え続けてきた。 しかし竜児には、母親を切望する気持ちとは別にリングへ上がる理由があった。それは、偉大なる対戦相手、剣崎順との決着 をつけるためだ。運命のゴングが鳴る。泣き虫だった竜児と天才、剣崎との出会い。 無敵だった剣崎が初めて出会った好敵手。その決着を今つける!
第2話 「さらば黄金の腕」
脚本:黒田洋介 演出:古賀豪 作画監督:内田順久 美術監督:秋山健太郎
高嶺竜児と剣崎順の都大会決勝は続く。マットに沈むものの、かろうじて立ち上がる竜児。竜児の右ストレートは、剣崎のカウンターによって封じ込まれてしまった。だが、それによって剣崎の腕も破滅へと向かって いく。 最終ラウンドは逃げるよう竜児に伝える菊。しかし、竜児は剣崎との決着を望む。反対側のコーナーにいる剣崎もまた同じ思 いであった。棄権を促すセコンドに剣崎は拒否をする。パンチの軽さを克服するために、あそこまでギャラクシアン・エクササイザーで鍛 えたのはなぜか?決まってる。高嶺竜児がいるからだ。最終ラウンドのゴングが鳴った。